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大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro
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『東京裁判とその後 - ある平和家の回想』 (中公文庫・B・V・A・レーリンク 著、 A・カッセーゼ 著)を読んでいる。むずかしい内容であるし、いわゆるA級戦犯のことを扱っているから、何となく遠い昭和の話という感じもする。

しかしBC級戦犯裁判にも関係する視点があって、興味深い。

国家における(による)命令に対して、それと相反する国際的な視点を個人が持ちうるのかというような話があった。

しかし、当時の日本人も、そして今の日本人も無理ではないかと思うのである。何も日本人に限った話でもないと思う。

そんなことを思いながら、昭和のあとを継いだ元号の時代が終わる。

# by tamaikoakihiro | 2019-04-29 20:08 | 戦犯裁判 | Comments(0)
ある事件のことを、『平成史』(保阪正康・平凡社新書)を読んで、思い出した。まだ自分が小学生の頃だった。身近に起こったことだったから、折に触れて思い出してきた。それに関係する本もだいぶたってから読んだことがある。そういう本が出ていることは知っていたけれども、あるいは読むことを避けていたのかもしれない。

自分ではその事件が自分に何か重いものを残したとは思っていなかったけれども、読まないでいたことからすると、やはり考えることが恐ろしかったのかもしれない。

人の親になってみて、当事者の人たちが味わった苦痛がいかばかりかと、そして到底それは自分などに想像できるものではないのだとしばしば思った。

その事件に関係して、同級生がある振る舞いをしたことによって、学校で叱責されたことも思い出す。いまでいえば、SNSで醜態を望んでさらすのに、似た行為だったのかもしれない。しかしそれは、あの事件で本当に痛みを味わわされた方々の心中を思えば、決して許されることではなかったと思うのである。

『平成史』を読んで、自分が少年期から青年、壮年へと至る道程がすでに歴史になっていることを、思った。

# by tamaikoakihiro | 2019-03-28 23:25 | 雑感 | Comments(0)
「週刊新潮」2月14日梅見月大増刊号の“「神奈川の巨大アジア団地」を歩く”で、コメントをする機会があった。2017年の夏に初めて訪問して、現在に至る。昨日は雪中、出かけてきた。

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インドシナ(ベトナム、カンボジア、ラオス)からのボートピープル一世、その二世、最近、働きに来た人たち、いろいろと知ると、奥の深いことに気づく。

入管法改正は、唐突だったようにも、私のような素人は感じるけれども、しかしこれから変わることがたくさんあるのだろうと思う。




# by tamaikoakihiro | 2019-02-10 11:40 | 難民 | Comments(0)

復員、逮捕、戦犯裁判

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昨年四月、大阪に行ったときの写真を見直す。有益な写真が、あまりなくてがっかりする。

ランソン事件にかかわったがゆえに、いったん内地に復員後、サイゴンへ連れて行かれ、そこで戦犯裁判を受けた人のうちの一人が、大阪出身であるらしい。

そこで出かけていって、出身学校の現在の姿を確認したのだった。

七〇年もたてば、何か当時を感じさせるものがなくて、当たり前である。大阪は空襲に遭っているだろうし、その学校の付近も被害を受けただろうと想像する。

当時、上級の学校に進めたということは、それなりの家庭の人だっただろうし、いわゆる知的階級にあったのだろうと、これまた想像する。
(学校は工業系の専門学校である)

ほんの偶然で、有為の青年が、せっかく生還した郷里から引きはがされ、南溟の地で死刑を宣告される。なんとむごいことなのだろうと思う。


# by tamaikoakihiro | 2019-01-26 00:04 | 戦犯裁判 | Comments(0)
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年が暮れる頃は、寒くてやりきれないけれども、ベトナムに住んでいたときは気楽だった。休みも土日休み程度で、あれは勤めていた会社のせいなのかもしれないけれど、年末感は薄いし、分厚い上着も不要だから、そういうので、気楽に思っていたのだろう。(写真は旧カチナ通り、現在のドンコイ通り。2005年頃撮影)

大戦中、サイゴンにあった南洋学院(高等専門学校)に学んだ人たちに話を聞き、南方暮らしに憧れ、取材も兼ねて渡航した挙げ句、住んでみたのが、10年以上前のこと。彼の地で、大川周明の弟子であった方にも出会い、本を書く機縁を得た。
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(南洋学院校舎。2007年撮影)

サイゴンに住まって、ベトナムのことを日常から学んだ気がする。たいして役に立つことでもなかったのかもしれない。しかし、友人を得ることもできたのは、大川周明が、若い弟子たちに外地に行ったら一人の友人をつくれと諭したことを、実践できたようで、今も嬉しく思っている。

2019年のテトはいつなのか、今度友人にチャットで聞いてみよう。
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写真中央の建物は、大川周明とも親交があった松下光広という実業家が営んだ、大南公司のサイゴンにおける店舗があったと思しき建物(2007年撮影)。大南公司では、大川の弟子たちの多くを南方で受け入れた。






# by tamaikoakihiro | 2018-12-31 06:27 | 南洋学院 | Comments(0)