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人生しょせん

古山高麗雄のことを考えると、『人生しょせん運不運』(草思社)を読みたくなる。

あの本で、要するに、運だ、とビルマ・雲南の戦場を経験した作家は言うのである。

死にたいと思っていた自分が生き残って、真面目に兵隊をやっていた
戦友が死ぬ。

そういう日々を過ごして、ある種の虚無感を抱えるようになったのではないか、とは
先日お目にかかった方のお話だが、私もそのように思う。

だからといって彼は、投げやりな運命論者ではなかったのではないかと想像する。

やれることはやる。

それが根底にあった姿勢ではないかな。
by tamaikoakihiro | 2012-05-31 00:23 | 雑感 | Comments(0)

大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro