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責められる

以前、元将校という3人に、食事をしながら半ば叱責されるように話を聞かせてもらったことがある。これまたこれくらいの暑い季節で、2004年のことだった。

北部仏印に展開していた第21師団の方なら誰であれ、話を聞いてみたいというめちゃくちゃな発想で、戦友会報をいくらか読み、ある戦友会の東京支部に連絡をとったのだった。

私は取材意図をうまく伝えられなかったようだ。

あのお三方は、私が、ベトナムで巷間に流布してしまっている「日本軍の駐屯による200万人餓死」説を私が追っており、その責任追及的な取材をしているものと理解されていたようだった。

私は左翼青年に取り違えられていたようだった。

だから誤った認識を糺すのだという意気込みで、私に向かわれたのだろう。

そうではなくて……と質問を切り出そうにも、一方的にいろいろと話をされてしまった。

苦い取材の記憶だなあ。

しかしあれはあれでよい勉強になった。自分の意図が明確に伝えられないようでは、取材になんか、なるわけがないのだろう。

それは最初に出した手紙がいい加減だったのだろう。

手紙は、私にとって、ちょっとした修行のツールのようだな。

そうだ、手紙一本ロクに書けないようでは、まともに書き物なんかできないんだなあと思ったりする。
by tamaikoakihiro | 2011-07-07 23:00 | 雑感 | Comments(0)

大東亜戦争と南方物語


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