大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

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十の嘘

小倉駅に出かけたときのこと。現在の小倉駅が、戦後すぐの小倉駅の場所と変わりないと思い込んでいた。だから、軍隊の仲間ちを乗せた列車が遠ざかるのを見送って「バンザイ!」したある作家のことを思い、そうかここでバンザイしたのか、と想像した。

しかし近くの北九州市立図書館でレファレンスの人が出してくれた資料を見ると、現在の小倉駅は、昭和三十年代の建てかえの折、旧来の場所から移動してきたとある。

現在の西小倉駅が、そのあたりだという。小倉の高校に通った方に伺ったところ、資料のいう通りらしい。

それで西小倉駅に立ってみた。反対側のホームを見ると、何度かホームがかさ上げされたのか、地層のようになっていて、古い時代のホームはだいぶ低い位置にあったと想像された。

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ではあの作家は、あの低いあたりで列車を見送ってバンザイしたのだろうか。

それから別府へ向かったのだろうか。

しかし、いろいろ調べないとわからないものだ。

「私たちは、つい知りたがり、一を聞いただけですっかりわかったような気になり、十の嘘を語りがちだ」(「ハバロフスクのギョウザ」古山高麗雄)

そういう言葉を思い出した。小倉駅を訪ねただけでは、わからなかったことを教えて貰えたわけで、幸運なことだった。
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by tamaikoakihiro | 2013-10-19 04:51 | 作家 | Comments(0)

界隈

この前の土曜日、早稲田界隈に行ってきた。

大学の構内に入ると、見覚えのない高いビルがいくつかあって見上げた。
古めかしいのは、少なくなっているようだった。

十数年前、何をするわけでなく、少しの友人と、ときどき話して部屋との間を往復して
いたことを思い出した。

時間をつぶすために図書館に入ったら、当時、せっせと映画を視聴するためにAVルームに通った
頃のことがよみがえった。

羞恥を覚えずして回想できる過去などないわけだけれども、いまだって恥ずかしいことに変わりはないのだなあ。
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by tamaikoakihiro | 2013-10-08 02:43 | 雑感 | Comments(0)