大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

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行動

『三島由紀夫と盾の会事件』(保阪正康・角川文庫)を読んだ。「補章」が胸に迫る内容だった。ノンフィクション作品で「自分を出す」ことは難しいことだろうと感じているが、そこではごく自然にそれがなされていて、読者にとって、「それが必要である」と感じさせる迫力があった。

同書中で知った三島由紀夫の言葉。

「ことばでもって自分をかきたてようとすれば、行動はそれについていけなくなるのである」

この言葉と、五・一五事件のときに「問答無用、撃て、撃て」と言った海軍青年将校の姿を重ねた。

そうだ、その青年将校は、のちに大川塾の寮長になったのだった。
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by tamaikoakihiro | 2013-05-18 12:29 | 雑感 | Comments(0)

淡々と

『私の昭和史』(末松太平・中公文庫)を読んだ。二・二六事件関係者の書いた本、ということで手に取った。派手なところのない文章が大きな魅力だと思った。

私が敬愛する古山高麗雄は「キンキラキンの文章」を書くことに否定的だったけれども、『私の昭和史』では、淡々とした記述だから出せる悲哀の起伏というものを感じた。

三島由紀夫が同書を絶賛したとのことだが、三島のような人が認める質は、実に確かなものなのではと思う。

二・二六事件というと、私は文章として檄文調のものを常々想起してきたのだけれども、印象が大きく変わった。

上下で2000円に満たないのだから安いものだなあ。
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by tamaikoakihiro | 2013-05-06 05:47 | 雑感 | Comments(0)