大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

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ありがたく

今年、90歳になる方から、手紙を頂戴した。大川周明の弟子の方である。本を差し上げたところ、目を通して下さったようだった。

ご自身がどのような気持ちで仏領インドシナで働いていたか、率直なところを何度か手紙で聴かせて下さった方なのだった。そのあたりの心構えになどついては、『大川周明 アジア独立の夢 』(平凡社新書)に書かせてもらった。

書かなかったところでは、日々、「正直と親切を欠くことなかりしか」を最初とする、反省の条項を書いたメモを、毎晩見直していた、という事実がある。

「正直と親切」は大川塾生が、活動の旨としていた、大川周明の言葉である。

そういう“原初の言葉”を今も大切にされている方の手紙には、いつも緊張する。そういうものを与えてくれる手紙は、じつにありがたいものだなと思う。
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by tamaikoakihiro | 2012-08-13 02:20 | 東亜経済調査局附属研究所 | Comments(0)

見本

昨日、歩兵第三聯隊の衛戌地だった青山公園に近く、
また星条旗新聞社に近い西麻布のとある店で、
『大川周明 アジア独立の夢――志を継いだ青年たちの物語』
の見本を受領した。

テーマは大川周明が戦前・戦中、後身を育てた
東亜経済調査局附属研究所、通称「大川塾」である。

平凡社新書からで、来週おわりくらいから書店にならぶようだ。

というわけで記念に一枚。

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人生初の単著ということで、緊張しながらなで回す。
翻訳書編集者として本をつくっていたときとはまったく違う感情を覚える。

軍部の政治介入を強めるきっかけの一つだった
二・二六事件参加部隊の衛戌地の存在を感じながら、
対米英開戦後ラジオを通じて「アングロサクソン世界幕府打倒」を叫び、
敗戦に「これよりアメリカの属国」と嘆き、極東国際軍事裁判を「茶番」とした
大川周明の弟子たちにまつわる本を受け取る……

なんだか因縁めいたものを感じた。

実際には、編集の金澤さんがさる有名人(?)のブログで店の存在を知って、行ってみたいと思ったからその店に決まったのである。

またこの件では、思うところを、ときどき書いてみよう。
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by tamaikoakihiro | 2012-08-04 13:34 | 東亜経済調査局附属研究所 | Comments(0)