大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

『開聞岳』(飯尾憲士・集英社)

飯尾憲士の作品を読んでいる。本日読了したのは『開聞岳』(集英社)。
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特攻隊員の中にいた朝鮮出身者たちのことを追った作品である。執拗な、といった言葉が、その取材姿勢にはふさわしいようにも思えるけれども、とにかく『自決 森近衛師団長斬殺事件』(光人社)を読んで以来、気になっていた作家だから、読めてよかった。

飯尾憲士自身は、父親が朝鮮半島出身で日本に渡った人で、母親は日本人だったそうである。

そういう自分の血に偏執して、というと言葉が不適切かもしれないが、作品を書き続けた人の生涯を想像する。何に執念を向けることの必要もなく、生活するわが身ゆえのことなのだろうな、と思う。
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by tamaikoakihiro | 2016-10-07 05:15 | 雑感 | Comments(0)