大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

カラーの記憶、「カラーでみる太平洋戦争」(NHKスペシャル)

カラーでみる太平洋戦争」(NHKスペシャル)のDVDを買って見ている。

当然だけれども、モノクロで見てきた戦争の映像や写真が、カラーで流れる。そうか、そんな色だったのかと、驚いたり、少年の頃に読んだ雑誌や本に載っていた図版の彩色を思い出したりする。

私が少年の頃は、たぶん、戦争経験者がまだ世に多く、考証もしやすかったのかもしれない。
a0153209_047188.jpg

(写真は七ヶ宿で撮影したもの)

上記の番組は敗戦から70年目という節目にあわせてつくられたようだから、そうした人手による考証でない方法で、色をつけたのかなと想像する。

マレー作戦の映像に色を付けると、兵隊が首から戦友の骨を入れた箱を吊っているのが際立ってきたとのナレーションがあった。

なるほど、モノクロでは、白い布で包んださまが、目立たないのかもしれない。

カラーというのは、すごいなと思う。いまは何でもカラーだけれども、モノクロの時代が、やはりあったわけだ。

私は戦争の時代を、どうしてもモノクロのイメージに引きずられて見てしまうし、感じてしまう。

でも当時を知る人には、当然だけれども、カラーの記憶が残っているわけである。

私が話を伺った方々も、カラーの記憶を保持しているわけだ。戦時中のサイゴンの美しさを語ってくれた方、敗勢のビルマで学友との別れを語ってくれた方、戦犯裁判のこと、獄中のことを語ってくれた方。

話を聞くというのは、モノクロからカラーへ、そして動画へと、導いてもらうことでもあるのかな、と思った。

会津若松編成の歩兵第二九聯隊のことも、ガダルカナル島のことで取り上げられていた。同聯隊にいらした方に、十年ほど前、話を伺った。その方は、ガ島は経験していらっしゃらなかったようだけれども、ビルマから仏領印度支那に転じた頃のことを話して下さった。

仏印はツドモという街での経験を興味深く伺った。ツドモはいま、ホーチミン市の郊外として発展しているようだし、日本の不動産会社が何か開発をしていると、ニュースで読んだ記憶がある。

その街にあった飛行場から、日本軍の航空隊が飛び立ち、マレー沖海戦でイギリスの新鋭戦艦を沈めたという。

細部を知ると、カラーはもっと微細になっていくのだろうなと思った。
[PR]
by tamaikoakihiro | 2016-09-06 23:01 | 雑感 | Comments(0)