大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

南方の病

以前、戦中に仏領インドシナに行っていた方から、彼の地でマラリアになり、戦後もときどきその症状が出た、といった話を伺った(もしかしたらその方の手記で読んだのかも)記憶がある。

今、デング熱が話題になっていて、ある新聞を見たら、コラム欄で「太平洋戦争のとき、ガダルカナルや東部ニューギニアで日本軍将兵をさいなんだのは飢餓とともにマラリアであった」とあった。

ガダルカナルや東部ニューギニアに限らず、多分ビルマもそうであったろうと思う。手記や戦記の類を見ていると、「悪疫瘴癘の地」の病として、マラリアはだいたい出て来る。

これはただの感想だけれども、従軍を経験した世代が圧倒的に多かった20年~30年前なら、ガダルカナルや東部ニューギニアだけと受け取れるような書き方はできなかったのじゃないかな。

戦争を知る世代が減ると、ものの書かれ方も、たぶん変わるのだろうな、とぼんやり思った。
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by tamaikoakihiro | 2014-09-03 05:33 | 雑感 | Comments(0)