大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

歩き

西荻窪駅北口を出て歩いてその大学まで行った。炎熱で汗が噴き出した。たぶんこれまでで初めて女子とつく大学に入る経験だったが、守衛さんに来意を告げると、行き先の校舎の位置を丁寧に教えてくれ、無事目的の校舎に辿り着いた。

構内は人影がなかった。低層の洋風の建物を見ていて思い出していた。そうだ、あの作家が一時期を過ごしたサイゴンの兵営。あのマルタン兵営というのは、私がベトナムに住んでいた折には、大学の校舎として使われていたのであった。

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お目にかかった方は、あの作家にまつわる記憶を、実に印象的に語って下さった。そうそう得られる機会ではないのである。ありがたいことだと思いながら辞去した。

「私はビルマに運ばれたが、運よく生き残った。そしてビルマを懐かしく思い、再訪している。おかげさまで、ビルマに知人ができた。狂った将軍のおかげさまで……。」
(「遙かなる雲南戦線」古山高麗雄)
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by tamaikoakihiro | 2014-07-26 20:32 | 作家 | Comments(0)