漫画で知ったことから
2014年 03月 25日
「ゾルゲ」という名前は、手塚治虫の『アドルフに告ぐ』で知った。あれは小学生の頃だったのかなと思い出す。今日、『ゾルゲ事件 覆された神話』(加藤哲郎・平凡社)を読み始めた。
知識がそもそも不足しているのだけれども、読み進めるうちに緊迫感が高まるのを感じる。筆致は穏やかでも、それは感じる。
興味を覚えたのは、ゾルゲ事件を語ることが、冷戦期、一種の情報戦になっていたということ(誤読かもしれないが)。
考えてみると、ある事件・事象を語るということは、背景の考えを示すことでもあるわけだ。ゾルゲや尾崎秀実をどう見るか、でその語り手の立場も明らかにされる、ということになるのだろう。
ある対象を語ることは、自分を語ること――そんなよく言われる話を、思い出した。
知識がそもそも不足しているのだけれども、読み進めるうちに緊迫感が高まるのを感じる。筆致は穏やかでも、それは感じる。
興味を覚えたのは、ゾルゲ事件を語ることが、冷戦期、一種の情報戦になっていたということ(誤読かもしれないが)。
考えてみると、ある事件・事象を語るということは、背景の考えを示すことでもあるわけだ。ゾルゲや尾崎秀実をどう見るか、でその語り手の立場も明らかにされる、ということになるのだろう。
ある対象を語ることは、自分を語ること――そんなよく言われる話を、思い出した。
by tamaikoakihiro
| 2014-03-25 23:03
| 雑感
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