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仏印武力処理まであと数日

毎年、3月上旬は想像することが多い。一つは日本軍が仏印政府を解体した「明号作戦」があった月だからである。3月9日、例えばある大川塾生は、中部の王都フエの城内に安南服で忍び込み、バオダイ皇帝の身柄確保を目指した。

また作家・古山高麗雄はプノンペンでシアヌーク国王の身柄確保を行う部隊の一員として行動した。

鹿児島出身のある下士官は、北部仏印で「ジョータイレン!」と仏印軍の安南人に一喝し、投降させた。

フランスの支配が長く続いた中で、ほとんど一晩でそれを解体してしまったのだから、驚きは安南人(ベトナム人)の間で大きかったようだ。

息を潜めて決行の時を待っていた若者たちの姿を想像すると、それだけで時間が過ぎる。
by tamaikoakihiro | 2011-03-03 07:36 | 東亜経済調査局附属研究所 | Comments(0)

大東亜戦争と南方物語


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