大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

あるレッテル

ベトナム戦争のころ日本で青春期にあった人と話したとき、ゴ・ディン・ジェム大統領にテーマが及ぶと、「独裁者だよね」と一言で片付けられることがあった。

ジェムを直接知っていた人(故人)は彼のことを「真面目だよね」と私に語ってくれた。

やはり親しかったと推察される文学者、小牧近江はジェムの律儀なところを、自著『ある現代史』の中で指摘している。

「独裁者」というレッテルは、一時期日本のマスコミがジェムに貼った者に過ぎないと思う。

親米のムバラク大統領が一連の騒ぎの中で、いつのまにか悪玉らしき者に仕立て上げられてゆくのを見て、そんな思いを新たにした。

ジェムについては、反仏民族主義者としての見直しが、あっていいのではないかと感じている。あんまり根拠はないのだけれども。

そういえば知人はベトナムのサイゴン郊外でジェムの墓を見つけていた。
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by tamaikoakihiro | 2011-02-15 21:10 | 東亜経済調査局附属研究所 | Comments(0)