大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

反骨の人

戦時中、ビルマで青年運動に関わった東亜経済調査局附属研究所(大川塾)二期生の方の手記を読んでいる。お話を伺った折には聞き出せなかった細部まで記されており、自分の取材力のなさに少なからず情けない思いをする。

一方で、文字にして残してくださっている方々のありがたさを、私のためにというわけではないのだが、感じる。

件の大川塾生は、直情径行型とでもいうのだろうか、タイで領事館に勤務していたときは、上司が大川周明をけなすような発言をしたと聞けば、憤然として談判し、領事館勤務を放棄してしまったのである。

またビルマでは同志のビルマ人に共産主義活動で嫌疑をかけてきた憲兵隊に、堂々と「逮捕状を持っているのか」とすごんでみせ、追い返している。

とにかく「アジア解放」という師の考えが頭にこびりついていたのだという。

そういう話を聞いて、私はまた自分にとってのアジアとは、と思う。

結論は出ないのだけれども。
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by tamaikoakihiro | 2011-01-26 07:57 | 東亜経済調査局附属研究所 | Comments(0)