大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

大晦日に戦争の話

ビルマ独立義勇軍(BIA)結成式は1941年12月31日に、バンコク市内の旧中華総商会庁舎で行われた。今から69年前のことだ。

日本は開戦劈頭のマレー作戦の成功から、当初、本格的な軍事作戦を考えていなかったビルマに進撃することになった。

そこで、それまでは国内擾乱のための謀略工作のためにあった南機関(機関長鈴木敬司大佐)を司令官とするビルマ独立義勇軍(BIA)が設立された。

BIAの複雑なところは、鈴木大佐がビルマ独立を至上の目標としつつ、その所属は第十五軍(司令官飯田祥二郎中将)だったことだろう。

独立のための戦争と、日本軍の作戦は目的がまったく違う。

前者のそれはイギリスの勢力を追い払うことにある。

後者のそれは重慶の国民党政権へ物資を送るための援蒋ビルマルートの遮断にある。

こういう本来は相容れないような二者が、ある時期、行動をともにすることが、大東亜戦争の間、いくつかあったようだ。

東亜経済調査局附属研究所(大川塾)の卒業生が参加したインド国民軍(INA)や安機関(ベトナム独立運動と共闘する日本軍の特務機関)などはその例の渦中にあった。
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by tamaikoakihiro | 2010-12-30 22:29 | 東亜経済調査局附属研究所 | Comments(0)