大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

『墓地で』

咳が一月以上続いて辛く、会社の仕事で取材に出かけても、取材相手の前でずっと咳き込んだりしていた。今日病院で見てもらったら「肺炎ですねえ」と。

診察の医師は「仕事をセーブしなさい」と仰るが、人ほど働いているとの自覚はなく、少々困惑した。「ほっとくと入院、死ぬこともあるんですよ」とも脅された。

まさか死ぬことはあるまいと思って日常を生きているのがたいていの人間と思う。

そして帰宅後、古山高麗雄の『墓地で』を読み直す。敗戦後、仏印のサイゴン郊外でベトミン(ベトナム独立同盟)の勢力に襲われたときのことを中心にした短編。

雲南戦線で人がばたばた死ぬ有様などを淡々と回想しつつ、サイゴン目指して戦友との珍道中(?)を描いている。彼のデビュー作である。

医師に死ぬこともと脅されてから帰宅して読むのには、好適だった。
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by tamaikoakihiro | 2010-11-11 13:49 | 雑感 | Comments(0)