大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

戦争はテレビゲームではありません

湾岸戦争の時、古山高麗雄は随想で「戦争はテレビゲームではありません」と連呼するマスコミについて、批判的なことを書いていた。

スカッドミサイルだのパトリオットミサイルだのトマホークだの、飛び道具がたくさん出てきて「ピンポイント爆撃」なんていう言葉もあった気がする。

そういうものの映像を、使ってテレビは番組をつくっていた。

しかし、といった感じで古山は書いていた、「あんたたちがテレビゲームのように見せているのではないか」と。

テレビゲームのように見せておいて、テレビゲームだと思ってはいけないと、道徳的なことを言い出すことは欺瞞ではないか。そんなことを古山は書いていたように思う。

作品の名前は忘れた。

彼の作品を愛好する者として、時々思い出す。

彼の皮肉は穏やかだが、本当に痛みを感じさせるものだ。

それは彼が戦中重ねた苦労の末に発している言葉だったからなのだろうと想像する。
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by tamaikoakihiro | 2010-08-28 07:34 | 雑感 | Comments(0)