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亡国の痛み

練習は、試合のマウンドでいい投球をするためにやっているのであって、マウンドで無様な投球をすることを怖れるためにやっているわけではない。

東亜経済調査局附属研究所、通称大川塾のことを再びまとめるにあたり、そんなことを考えた。

高校三年生の夏、後にプロ野球に進む後輩エースの投球を、控えの身としてベンチからぼんやり眺めていたときのことも思い出した。

思えば情けない高校球児の時代であった。そしてそういう情けなさの自覚はいつのときもついて回る。

しかし、まあ情けなくても生きていかなくてはならないし、やるべきことはやるだけなのだろう。

何、亡国の痛みに比べれば、情けないだのは、論ずべき価値などない。
by tamaikoakihiro | 2010-08-13 10:29 | 雑感 | Comments(0)

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