大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro

教誨師

田中日淳師が先日亡くなった。チャンギー刑務所で処刑されるBC級戦犯につく教誨師を務めた方である。

一昨年、池上本門寺で毎年開催されるチャンギー刑務所における犠牲者を弔う催しに参加した際、車イスで参加される姿に接した。すでに言葉を発せられない状態だったと記憶する。

それでも、と参加されたのだろう。

「教誨」を広辞苑で引くと次のようにある。

「刑務所で受刑者に対して行う徳性の育成を目的とする教育活動」

今もそういう人たちは刑務所にいるのだろう。

しかし戦犯に対する教誨師というのは、大東亜戦争終結後にしか生まれなかったわけだろう。

BC級戦犯で、一度は死刑判決を受けた在日朝鮮人の方に話を聞いたことがある。田中師のこともお話しになっていた。

歴史の証人はその数を減らしつつあるのだろう。

敗戦から65年である。
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by tamaikoakihiro | 2010-07-27 12:52 | 東亜経済調査局附属研究所 | Comments(0)