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記念の品として

「(「東京人」を)孫に記念として上げたい」と仰った東亜経済調査局附属研究所、通称大川塾二期生の方のお便りのことを、改めて印象深く思った。

そして別のことを思い出した。

南洋学院三期生の方が一昨年亡くなった折、私は葬儀に参列せず、またそのこと自体知らなかったが、あとで同期生の方から「あなたがあの雑誌に書いた南洋学院の記事を、彼の棺に入れておいたんだ」と伺った。

後日お宅を訪問して奥様のお目に掛かり、そのことを思い出して、切なくなった。

私の「南方関与」は、そうだ、南洋学院から始まったのだった。三期生の弁護士の方に手紙を送り、そのお返事を頂戴してから、すべて、何かに引きずられるように来た。

どんな形であれ、後学の身を助けてくれる人ほどありがたい存在はないと思う。
by tamaikoakihiro | 2010-07-26 05:30 | 南洋学院 | Comments(0)

大東亜戦争と南方物語


by tamaikoakihiro