BC級戦犯の日記から
2010年 07月 11日
『巣鴨プリズン』(小林弘忠・中公文庫)から――
BC級戦犯平手嘉一の処刑四日前の昭和二十一年八月十九日付日記
「教義の解明、人事を尽くして天命を待つ。牢獄に人生の目的を見出す。歌を作るべし、文を書くべし。無為を戒めよ。」
とある。
無為を戒めることは、多くの人にできないことなのだろう。私は毎日、無為であることを怖れ、そして何もしていない。怖れるだけで何もしていないということは、死を目前にするかのような姿勢で生きていないからだろう。
BC級戦犯平手嘉一の処刑四日前の昭和二十一年八月十九日付日記
「教義の解明、人事を尽くして天命を待つ。牢獄に人生の目的を見出す。歌を作るべし、文を書くべし。無為を戒めよ。」
とある。
無為を戒めることは、多くの人にできないことなのだろう。私は毎日、無為であることを怖れ、そして何もしていない。怖れるだけで何もしていないということは、死を目前にするかのような姿勢で生きていないからだろう。
by tamaikoakihiro
| 2010-07-11 08:31
| 雑感
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